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HIROAKI OOKA -  光の名前 / 展覽主視覺

AD / D:IKOI GRAPHIC / 林鼎國



bundle of colors=色の束

大岡作品でしばしば現れるコンセプトである。大岡の作品は様々な色が混じり合い、荒ぶる色同士が衝突し、とても繊細で美しい金の線描が戯れるよう画面を構成する。中には黒く覆われた作品もあるが、それは色が混ざり合うことで光を奪い、必然的に黒へと収束していく現象を意識的に取り入れたものだ。一方で、光の三原色が重なることで白へと近づくように、大岡はこの原理をキャンバス上で再現できないか試みている。彼にとって光は、単なる視覚的な要素ではなく、精神的な象徴でもある。

幼少期、まぶたを閉じてもなお感じられるほどの強い金の光は、悩み苦しみの中にあった自身を救う存在であった。この記憶は、2018年に宮崎県の実家で制作を行っていた際、金箔を施した作品に朝日が反射し、強烈な光を放った瞬間に再び蘇った。その経験は、大岡に光を描くことの必然性を確信させ、彼の根底にある苦悩や葛藤を受け入れ、それを表現するための軸となった。大岡が作品を制作する上で最も大事にしていることが、「場読み」である。一年中全国各地を廻り、時には海外へも赴く大岡は、それぞれの土地が持つ「気」のようなものを読むのである。街も人も寝静まっている時間に徘徊すると、地層から湧き上がるエネルギーを得ることができるのだそう。場所毎に異なった印象を与える大岡の作品は、その場特有の空気感や時間の流れなどが調和することで生まれている。



ARTIST│大岡弘晃 HIROAKI OOKA
早期作品以運用光影的裝置藝術為主,隨著時間推移,逐漸將重心轉向照亮物體,甚至進一步探索,試圖創造出光本身,並將表現手法轉為繪畫。2015 年開始正式展出繪畫作品,確立了個人獨特的藝術風格。透過色彩的堆疊或金箔裝飾的運用,將訊息蘊藏在自己所創造出的光裡,期許能傳遞給觀者。從各地的風土、光影、神話與傳說中汲取靈感,探索多元的表現方法。大岡的創作題材廣泛,有以流傳各地的神話或神樂為主題的作品,也有以塗鴉形式描繪電腦程式碼的黑白系列等。